スマホ人気~ヒットのカギは操作性?

最近、わたしの周囲の高齢者の間でもスマホが人気になっている。

お盆に帰省したとき、70歳になる父親がスマホに機種変更しており、
おじいちゃん世代にもスマホが広がりつつある模様。

今更ながら、スマホの普及の鍵を考えてみると
やっぱりiPhoneのあのタッチパネルを指で操作するスタイルかなぁと思う。

あれ以降、各社から「スマホ」が発売され、ほとんどの機種の「スマホ」操作がタッチパネルを指でなぞるような形になった。

かなり昔の話だが、わたしにはMachintoshのマウス操作と同じくらい強烈なインパクトであった。

あの指でなぞる形態の「スマホ」は、最近出てきたが、スマホ自体はずいぶん前からあったような気がする。

10年ほど前に、スペインでフィンランド人たちと一緒に仕事をしていたとき、会議やランチの合間に皆ノキアのデカイ電子機器を操作していて、PDAかと聞いたら、電話だといわれてびっくりしたことがある。これでスケジュール管理やら何やらをすると…たしか、彼らもペンで入力していた。よくよく考えると、あれはスマホだった。

私は6年前に初めてのスマホを持った。
当時のスマホは、PHSキャリアのウィルコムの端末で、シャープのW-zero3というPHSスマートホン。
見た目はスマートとは言いがたい(笑)が、PHS電話とPHS通信に加え、無線LAN通信が可能で、当時としては画期的であった。

OSはWindows Mobileが搭載されていて、アプリケーションとしてメールソフト、PCサイトブラウザ、Officeモバイルなどが最初から入っているが、必要に応じてアプリをインストールして自分好みにカスタマイズすることが可能。アプリも有料からフリーまで色々出ていて、アプリの数の違いこそあれ、今のスマホとよく似ていた。

ただ、操作性は今のスマホほど洗練されてはおらず、最後まで慣れなかった覚えがある。3.7インチのタッチパネル液晶画面を搭載していたが、指ではなくタッチパネルペンで操作するものであった。あと、キーボードも内臓されていたが、結局あまりつかわなかった。

2012年現在、ノキアもシャープも苦戦を強いられている。
一方でアップルは株式の時価総額が史上最高を記録した。

(わたしは、あのタッチパネルをなぞる「スマホ」を発明したアップルは、まだまだ伸びるのではないかとひそかに思っている)

ノキアもシャープも、今の「スマホ」の操作性をはるかに越える画期的な入力方法を開発すべし。たとえば視線や顔の表情、口の動きを読み取ったり声(対話)で操作・入力できればクールだ。究極は、頭で思い浮かべたこと(脳波)を読み取って操作・入力できるデバイス。ゲームチェンジが起きるかもしれない。

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